邦画作品の名作集

日本の映画産業は、100年以上の歴史を持ち、世界的に見ても最大級の成功を収めています。2021年の時点で、世界第4位の作品数を誇っています。東映、東宝、松竹、角川の4大スタジオがあり、これらはMPPAJ(一般社団法人日本映画製作者連盟)に加盟しています。 映画や俳優、監督に数々の賞が贈られる「日本アカデミー賞」が、毎年東京のグランドプリンスホテル新高輪で開催されています。ここでは、邦画の名作を一挙ご紹介します。一見の価値がある作品揃いですので、まだご覧になっていない作品を見つけた方は、ポップコーンを食べながらでもぜひ鑑賞してみてくださいね。

 

『七人の侍』

この映画は2時間以上の大作で、正確には3時間半ありますが、見る価値があると断言できます。巨匠・黒澤明が監督した作品で、1954年公開されました。主な出演者は、三船敏郎、志村喬、津島恵子、島崎雪子、藤原釜足、その他多数です。アカデミー賞に2回ノミネートされ、5つの賞を受賞し、さらに6つの賞にノミネートされました。あらすじとしては、悪い盗賊たちが貧しい村を襲ったとき、その村の住人たちは絶望のあまり7人の失業中の侍に頼ります。侍たちはその仕事を引き受け、冒険が始まることになるのでした。

 

『千と千尋の神隠し』

邦画の名作について語る際には、巨匠・宮崎駿の伝説的作品を抜きにしては語れません。この映画はちょうど20年前の作品ですが、まるでワインのように熟成しているようで、今日でもその人気は衰えていません。映画のストーリーには、多くのメッセージが織り込まれていて、見るたびに前回見逃したものを発見する機会があるため、毎年観ても飽きが来ない作品のひとつとなっています。子供も大人も観られるので、家族で楽しめる素晴らしい映画です。幼い千尋の冒険を追って、美しいアニメーションと、最後まで飽きることのない魔法の物語をお楽しみください。

『切腹』

1962年に公開された『切腹』は、最もクラシックな邦画作品のひとつです。原作は滝口康彦、監督は小林正樹。仲代達矢、石浜朗、岩下志麻が主要な登場人物を演じています。主人公の名前は津雲半四郎で、斎藤勘解由に切腹の許可を求めたことから全てが始まります。しかし、浪人の計画通りにはいかず、物語は複雑になっていきます。